大学を卒業して大阪の紳士服メーカーに勤務した

当時新卒者としてはめずらしく、イージーオーダー部に配属される。
中国地方の各デパート、スーパー、専門店、などの催事があるところへ飛び回っていた。


2年間ほど勤務して退社することとなった

家業が紳士スラックスの製造販売メーカーをやっている都合で「日曜・祭日も働かせる会社はやめなさい」とか、
「おまえが帰ってこないとうちの会社がどうにもならない」などもいわれたが、毎日が面白くて楽しかったのでやめたくなかった。
(自分が帰てもすぐどうにかなるわけでもないのに・・・)


1985年 自社へ帰ったものの何をすればよいのか?

既製品の紳士スラックス、一部婦人パンツをルートセールス、小売店さんに販売する。
正直いって全然面白くない、長年同じ販売形態をしてきたので気が付いてないのかもしれないが?

お得意先の小売店主、あるいは小売業の担当者を説得し納得して仕入れた商品ですが
最終的には消費者であるお客さんが店頭で満足しないと買ってくれない。
残ったものはどうする、バーゲン、それでも残ってしまう、だんだんデッドストックが増える。
小売店さんも、もう新しい商品が仕入れできなくなる、悪循環の繰り返し
どうして売れ残るのだろう、サイズがあわない、色柄が気に入らない、デザインがちょっと違う、価格が納得できないなど


お客さんが気に入る納得できる商品をつくれば買ってもらえるはず

2年足らずの間スーツには、ご無沙汰でしたが当時お世話になっていた支店長をたずねてみた。
スーツのイベント・展示会を関東地区でやらせていただけないでしょうか?
そこのメーカーは関東地区では販売先の競合もないことと、何事も積極的に熱心にやっていた当時の
印象がよかったのか(?) 社長さんのOKまでもらって部署あげての全面的にバックアップしていただいた。(本当にお世話になりました)


1987年 10月 関東地区での販売活動を始める

東京都 阿佐ヶ谷 、小平市/神奈川県 横浜市、小田原市、平塚市、大和市、逗子市、横須賀市、足柄上郡松田町・・・
埼玉県 川越市/群馬県 渋川市/千葉県 佐原市/愛知県 新城市


お得意先のみなさん本当にお世話になりました


当時の人気ブランドの主流はDC(デザイナーズキャラクター)

バブリーな時代なので、1着20万円するスーツを平気でみんな買っていた。
山本寛斎さんのスーツ生地は特に人気があり\98,000から\280,000ぐらいまでの値段設定で販売していた。
おそらく関東地区ではだれよりも、どこよりも早く販売したのではないでしょうか?


2〜3日間、ちょっとお借りしますぅー

いろいろなお客さんが来ていたので当時も面白かった

フェラーリテスタロッサ、ベンツ、ポルシェ、BMW、他、警備システム付専用ガレージに
16台も保管してた車好きの社長さん

新幹線のグリーン席の車掌さん、(どんなに混んでてもよく席をとっててもらってた)

本業は作曲家。CAR−TVに出ていた方のご両親(MMさんYMさんのサインまで
いただいて、たいへんありがとうございました、お世話になりました)

当時みんなのステータスだったBENZ560SECでトランクに泥だらけのスコップを
いつも積んでいた土木系の社長さん




「ルーフ」ってすげー早いよ!
ショルダーバックをいつも持って歩いてるのかと思えば
何と携帯電話だったんだ、
いつも大きな声で秘密の話をする社長さん

ロレックスにダイヤがキラキラとちりばめてある
不動産系の方々

出っ張ったお腹にチャンピオンベルトを連想させるような
24Kか18Kのバックルがやたら目立つ方々

いつも礼服ばかりつくってくれていたが、
ご自分がお亡くなりになった葬儀業者の社長さん


みなさんその節はたいへんありがとうございました






年間200日ぐらいは関東地区に出ていた

商売上のお付き合いでスーツをオーダーする人はスーツ自体のファションには関心がない人が多いが、
オーダーでのスーツが目的で仕立てる人は色柄、デザイン、サイズ、センス、などこだわりをもったひとが多いので
出来上がったスーツは直接接客した人がお渡しすることが望ましい。なぜならお客さんも商品も個性豊かですから
他の店員では聞かれてもわからないことが多いからです。
結果的に最悪の場合はトラブルにまでなることもあるので、展示会中でなくてもフォローのため岡山には帰れないことが多かった。

(都内に住んでると結構、楽しかったりして・・・)


1995年「バブル」「価格破壊」 今までの価格は何だったのだろう

だんだん客数が減少して無理が見えてくるようになった。高級品はなかなか売れなくなった。お客さんがさめてる!
小売店さんはもっと真剣に自分のお店のお客さんの情報をちゃんとつかんでおき整理しておくことが必要、
お客さんと世間話ばかりしてお茶ばかり飲んでいたのではだめだ。
こっちは展示会の予定は数ヶ月も前から決まってるから、自分のじーさん、ばーさんのお葬式の日でも展示会やってるのに
期間中に担当者、責任者がいないなんて最低!もうこれはやってられんわ!



自社でお客を呼び集めてみてはどうか?

どうやって宣伝する?
新聞広告、手配りのチラシ・・・
展示会の設営方法は?
セルフ店研さん(なんでもある)陳列器具、ディスプレー、販促用品・・・
接客、採寸、デザイン
今までと同じようでちょっと違う、お客さんを丁寧に接客するので時間がかかる。
支払い方法は
これは大変だった、直接販売するのだから、お客さんから直接いただかなければ、各カード会社と契約。
納品は
お客さん出来上がり予定日になっても受取りに来たりこなかったり・・・


縫製工場でよくセールやってた!期間特定型のセールをしてたので最初はお客さんが集中して来るので
混雑するときは大変!

一人あたりの注文決定項目が多いのであとで伝票チェック、整理やらで
翌朝3時や4時になることがあたりまえだった。

地元で新聞広告をずいぶん前に製造工場の人員募集ぐらいしかやった
ことがないのですごく不安があった

折込入れると1回20万円はかかってた、
もっとお金のかからない宣伝方法はないのだろうか?





1996年 ちょっとお客さん広告見てないの? 結構お金かかってるのに・・・

1年ほどそんなことを繰返しやっていると、セールが終わった次の日、片づけやっている時にぞろぞろお客さんがやって来る?
結局、昼食ぬきで対応する、おなかすいたなんていってられない、会社の営業時間過ぎても、日曜日の定休日でもやってくる。
いまのお客さんは自分でほしいと思った時に購入しに行くし、自分の都合の良いときに出来上がりを受取りに行く
売り手側がこの日からこの日まで展示会やってますといっても、みんな自分の仕事も用事もあるし・・・


思いついて3ヶ月でOPENした

早くしないとOPEN間に合わないよう・・・

思いついたのがお正月、4月に始めにはOPENさせる!
日曜日でも多少の閉店時間後でももっと来店しやすいように販売方法を見直し、
本格的に店舗として営業しようと思い
店舗建築コストを出来るだけおさえるため、大工さんと打ち合わせしながら
図面は自分で作製した、すべての材料のについての価格も細かくチェックした、
人手が足りなければ自分も作業着に着替えて手伝った。

スーツ売るのがだめだったら大工さんでもやろうかとも思った。


ドアー
お客さんがその店で初めてドアーを開ける時の印象も大切、
年配の方や女性には重いドアーは心理上よくない
アルミサッシ系のドアーも雰囲気いまいち・・・

床材料
集成材を使用した、大理石やそれっぽいものなど冷たく固いものは、
朝から晩までお店にいる店員本人も足が結構疲れるし、
お客さんに雰囲気が伝わらない
最近の住宅で使用している表面だけを木目で貼っている合板ものだと
土足で歩くとキズがはいると白い下地が見えてしまう

内装
スーツ生地を店内に陳列すればするほど、黒っぽい色なので店内が暗くなる。
天井、壁は白色系で明るく、薄暗い店舗はどうも入りにくいしイメージ悪い。
天井が低すぎても圧迫感がある。

照明
日が暮れてもお客さんは来る、同じ色の黒いフォーマルでも照明によってはちゃんと区別がつく
照明の数を増やしてただ単に明るければよいのでない、光熱費のことも考えておかなければ

お宅は変わった人だね! (ほっといて!)

年配の方々のお客さんの中には、もうテーラーをやめてるところが多いのにいまさらお店をしてどうするの?と聞いてくる人もいる。
それだからやるのです、だれもやらないからやるのです!

みんな好きなこと言って帰る
お客さんがすきなこと言って帰れるぐらいのお店だからこそかえってこっちが安心した。
こっちもお客さんのお話聞いて情報をたくさんいただいてるのですごくありがたい。


店舗で営業してるといそがしくなった

お仕事で忙しいお客さんに限って来てくれというが、以前にやっていたことがある外販に出てお客さんのところへ
数着持っていってても、そういう時に限って生地の選択から採寸とかデザイン決めが落ち着いてできないので
よいことにならないし、本人にとって最良の1着のスーツになるかどうかは疑問だとおもいます、
それだったら来店してもらったほうが商品はたくさん見れるし
お客さんもより多くの中から選べるのでよいと思いますよ?


ネットで売ります

正直いって趣味のつもりはありません、自分の仕事として考えてますし自分の生活もかかってます
これからどんどん商品をページにだしていきます!
ネットで買い物すると便利で助かるという人々がいるのですから・・・!


【スーツ】 【シャツ】 【ネクタイ】 【グッズ】

【店長のこんなことっ】 【店長のこんなことっ通信】

【TOP PAGE】

webmaster@daishin-net.com